先週の日曜日、院長と京都へ行ってきました。

お天気もよく、桜も満開!タクシーに乗ると「今日は、世界中から観光客が京都に押し寄せてきている最高の日ですよ」と。たしかに、ものすごい人でした。

物理学者であり、お医者さんでもあり、構造医学研究所の所長さんでもある

吉田勧持先生の講義を受けました。

同志社大学で行われました(学生気分になっちゃいます^^)

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とっても難しいお話なのかと思いきや、専門的な話よりもずっとずっと人間の奥深いお話を

して下さり、思わず夕方4時まで夢中で惹き込まれてしまいました。

もちろん咬合(噛み合わせ)の専門のお話もたくさんしてくださったのですが、その専門的な話は

当院の院長がブログで書くそうですので(笑)私が、とっても興味深かったお話を紹介しますね。

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この小人のおじさんの模型、ご存知でしょうか?

ホムンクルスっていうんだそうです。

手や舌の細胞が、大脳全体とつながっていることをあらわしているそうなんですね。

指や舌をたくさん使えば使うほど、指先の神経細胞と脳が連動して、脳の神経細胞をたくさん働かせるんだそうです。

なるほど、全くそうかもしれません、と妙に納得したのです(笑)

私たちも、ただぼやっと見ているだけ、目で読んだだけのことよりも、実際に指を使ってノートに書いてみたり、口に出して話してみたり相手に伝えた時のほうが、よりいっそう頭に入ってくるという体験がありますよね。あの感覚ですね。

武道家の日野晃先生もそういや同じようなことをいつも言ってたなあと思い出しました。

手や足の指の末端までいかに繊細に感覚できるか、がとても大事、と。

そしてそのことが脳を刺激し、活性化させ、頭を賢く賢くしていくんだそうです。

吉田先生いわく、パソコンのキーボートでは、駄目、なんだそうですよ。

現代人は、画面ばかり見てバーチャルの世界で、キーボーボードを打つ時間が圧倒的に多くなっているので、このホムンクルスのおじさんのような重要な体の器官を細やかに使うことがなくなってきていますよね(><)

また、吉田先生は、「歩行」ということをとても重要視されています。

地面を素足で歩くことで人間は、自分の精神状況を安定していくんだそうです。

なぜなら人間は歩くことによって、足の裏からエネルギーを地面に放出させ、エネルギー循環を

しているんだそうですね。

今は、エネルギーを放出するよりも圧倒的に蓄積の方が多くなっています。

体をあまり動かさない、という生活スタイルです。

情報も同じです。

蓄積ばかりで脳みそはパンク状態なのに、まだまだ押し寄せきちゃいます。

エネルギーというところで考えたら、それはやはり「常に循環」というサイクルで

支えられていないとバランスが取れなくなってしまうだそうです。

なんとなくわかりますよね。

 

私も煮詰まりそうになったら、即座にジョギングシューズにはきかえ、歩くか走るか、

はたまた泳ぐか、します(笑)または、居心地のいい人にくっついておく、か。

それだけで、脳みそがすっきりしますし、心もとっても落ち着いてきますし、心模様までも変ってきてしまいます。

ハイヒールや硬い皮靴は、地面と絶縁状態になってしまうので、最悪なんだそうです(泣)

また、情報も頭に入れすぎて発信していないと、パンクしそうになってしんどくなってしまいます。

つまり手や指、足、口、舌を意識的によく使っているということは、自分で自分の神経回路を使っていることと同じなんですね。

どこまでもアナログ、です。

 

例えば、指の先をちょっとばかり針で突いたとします。

すると、「痛い」と感じますよね。

痛いと感じているのは、「頭」つまり、脳です。

ですので、針でちょんと突いてから、「痛い」と感じるまでにはものすごいスピードで

神経回路が繋がっているんですよね。

指先から、手首を通って腕の関節を通って、肩関節を通って、頚椎を通って、脳に「痛いよ~」と

伝達しているわけです。

そんなこと普段意識して生活していませんが、それほどに微細に自分の体を感じられるようになったら、脳はどんどん活性化していきますよね。だって全部繋がっているから。

吉田先生のお話を聞いて、やっぱり人間は地に足のついた生活をしてないといけないなあ、と

強く感じました。

やっぱ、田んぼで野菜でも作ろうか?という気分になっちゃうのは私だけではないはず(笑)

土を触るとものすごく気持ちいいですからね~なんででしょうね?

 

「噛み合わせ」についてのお話も吉田先生はしてくださったのですが

その内容は、院長が5月号ニュースレターに書くそうですので、こちらもお楽しみに(^^)

衝撃の内容ですので。。。。。

 

講義が終わり、ちょっと花見をしていこう、ということになり二条城の桜を見てきましたよ~(♯^^♯)

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/page037.html

それはそれは、お見事な桜たち。

さすが、京都!黙っていても人が集まるような文化や建物がいたるところに残っています。

商店街にも、京都らしい古い金物屋さんや、扇子屋さんや、風呂敷屋さんが

たくさんあり、「ああっ、ここも行きたい」「ああ、あっちも!!」と、院長を引きずりまわし

時間の許す限り、街ブラをしました。ああ、楽しかった(^^)

日帰りで行くにはもったいない、京都でした。

今度はゆっくり観光に行きたいな。

一緒に行きませんか?(笑)誰に言ってる???

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