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10月号のニュースレターがもうまもなくお手元に到着する頃です。

 

もう10月?

あと2回発行したら今年も終わり?

本当??

と、時の過ぎる速さにびっくりします。

 

9、10月号と続けて「親知らずを抜かずにおいておくことの恐ろしさ」

お伝え致しました。

当院では、噛み合わせを崩す大きな原因として院長が考えているこの

「親知らずの存在」。

このレターが出来たことによって、

よりわかりやすく、

「なぜ、親知らずを抜いた方がいいのか?」

が腑に落ちて頂けるかなあ、と期待しております。

 

私どもでは毎回テーマを決めてこのニュースレターを発行しておりますが

だいたい2~3ケ月くらいしてその効果が目に見えてわかってきます。

それは、お越しになる患者さんが

しっかりこのレターを読んで下さっている方が本当に多いので

とてもよく「お勉強」をしてきて下さるんですね。

 

ですので、患者さんとお話していても

「ああ、このことが通じているんだな、伝わったたんだな」ということが

会話の中から見えてきます。

 

たとえば、虫歯の治療の際にも、詰め物を選ぶ段階で

多ければ10種類ほどの素材の中から

患者さんご自身にお選びいただくことが、あります。

 

しかし、患者さんは、「この中から選んでください」といきなり言われても

「はあ?」という感じで実は、どれを選べばいいのかわからない、というのが

本音です。

 

判断する基準は患者さんがお持ちなのではなく

当院側から、きちんと教えてさしあげる、という姿勢が大事です。

 

その「教える」という行為が私達にとっては、

患者さんへのカウンセリングであったり

チェアサイドでの歯科衛生士とのお話であったり

また、このニュースレターでの発信であったり、します。

 

価値がわからないものに

高いお金を払うのは誰だって嫌です。

 

しかし、その価値が「本当に腑に落ちてわかる」、というレベルまで

伝わった時、費用の問題は実は判断基準にはならない場合が多いのです。

 

なぜなら、かけがえのない、取替えのきかない

自分自身の身体に入れるものなので、

ただ、安いから、という理由で治療を決定するということには

ならなくなるのです。

 

提供しているものの価値をきちんと伝える

ということは、中で働くスタッフの誇りを支えるものでも、あるんです。

 

自分たちが提供している内容は、社会的に見てレベルが高いことなんだ、ということに

気がついた時、そこで働く社員のモチベーションは一気に上がります。

 

そして、私がやっているこの日々の仕事は

社会的に見てとってもレベルが高いものなんだ、ということに気がついかた時

人の意識は急激に成長し、

もっといいのは

一気にセルフイメージが上がってしまうんです。

 

私は、吉本歯科医院のスタッフ達をずーーっと見てて、

本当にそのことを感じます。

 

こういういい状態に職場全体が一度入ると

その上にどんな教育を乗せても、何をやってもうまくいくんです。

 

そこから、本当の「知識教育」を始めてもいいくらいです。

そこがないのに、知識を詰め込んでも、無理、なんですね。

 

もし、今うちのスタッフ達を連れて

そうですね、どこかのホテルにでも見学にでも行ったとしましょう。

目の前で見たことを

「私の仕事の場合で考えたらどうか?」

と言う風に想像して学べるようになっていると思うんです。

 

つまり

現場を持ち、そのことに全てのことを置き換えていける能力

とでも言いましょうか?

 

起こること全てを

「自分の場合はどうか?」「自分にはどう役に立つか」

という視点で物事を見られる余裕ができているんです。

 

大昔の吉本歯科医院は、接遇を勉強してもらおうと

スタッフを一流ホテルに連れていって食事をしたりしていましたが

「食べて飲んで終わり、ただそれだけ」(--:)

こちらのもくろみはすべて外れました。

でも、それはしょうがないんですね。

 

現場に置き換えられる能力を身に付けていないのに

どこに何を勉強しにいっても

机上の空論で終るのです。

 

ですので、私は今いてくれているスタッフ達は

いろんなところに一緒に連れて行きたいなあ、と思っています。

とはいっても診療はみっちりなのでなかなかそうはいきませんが

「これ!」という体験をして欲しい時はやはり、連れていきたい。

 

全て血となり肉としてくれそうなスタッフです。

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