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これ

螺旋階段です。

スパイラ~ル

先ほど、当院に通って下さっているある患者さんがお電話で

こんなことをおっしゃって下さったんです。

 

その方は経営者でいらっしゃいます。

ですので職場の空気というものにとても敏感です。

 

吉本歯科医院は、今まさに「シアワセのスパイラル」にみんなが

入っているんですね、と。

 

う~~ん、素敵な誉め言葉(笑)

「いやっほう!」と思わず飛んじゃいましたよ。

 

持ち上げてくれているのを3割引きしたとしても、嬉しいではありませんか!

私は早速みんなに報告するのです。

 

そんな矢先、こんなことがあったんです。

当院の新枝先生が、ブログを更新したので見ておいて、とのこと。

そのブログの内容は

患者さんによくご質問いただくことで

「痛かったら手を上げて教えて下さいね~~~~」というもの。

 

これって、どんな意味があるわけ?

痛かったら痛くないようにしてくれるわけ?

手を挙げてるときにはもう痛いんですけど・・・

などなど、いろいろな方に素朴に質問されることです。

 

確かにそうだわ

と思い

新枝先生にお願いしました。

「ねえ、ねえ、先生、このテーマで書いてちょ♪」と(笑)

 

早速書いてアップしてくれました。

https://www.8181118.com/doctor/

 

その書いてる文章を早速見て当院院長が

「へ~~~わたしにはこれは書けないなあ。

新枝先生の書く文章は、専門用語が少なくて一般の患者さんにわかりやすいよね。

すごいよね。わたしには絶対無理!(笑)」

とさら~~~っと誉めてるのを見て

 

へ~~~院長も昔と変わったなあ

とわたくし、思ったのです(^^:)

 

まだ吉本歯科医院が母性型経営ではなく

どちらかと言えば父性型経営バリバリ全開だった頃には

院長は、スタッフが何かしてきてくれても

まずは

あら捜し

からはじまっていました(泣)

 

もらった文書や出来上がったものを見て

まずは

『間違っているところがないかを見つける」という視点でした。

 

でも、今は違う

何かしてもらったら

何か報告をもらったら

まずは

「ありがとう、すごいね。何がすごいって・・・・」というところから

スタートします。

もちろん、内容の指摘はあります。

修正もあります。

ミスも、あります。人間ですので。

 

しかし、

まずは第一声に

「へえ、すごいねえ。ありがとう」ということからスタートするのです。

 

そして、それは院長だけでなく

当院のスタッフ達はみなすべて、そういう会話のスタートなのです。

 

うちのスタッフ達は

まずは人のいいところ、些細な楽しそうな変化に焦点を当てる

天才集団なのです(笑)

 

これは

まずは受け入れる、受け止める」という心の姿勢そのものが

そのまま普段の会話の中に出てしまった、

ということです。

「母性」そのもの、だと思いませんか?

しかし、こういうことって

マニュアルじゃできないんです(笑)かなしいかな。。。

 

こういう時には

こういう返事を返しましょう的な

テクニックでは、できないのです。

しても、ばれるのです。

テクニックには限界があります。

 

私はそういった小手先接遇マニュアルのような類が

吐き気がするほど嫌いなので

一切吉本歯科医院では行いません。

 

接遇は

教えるのではなく

伝染させるのが一番早いから、です。

 

気配り

心配り

手配り

がもうすでにできている人の中に入ると

あっという間に伝染するのです。

そんなもの、です。

 

また、時代は洗練されてきていますので

少々の接遇のサービスでは満足できなくなってきています。

洗練されれば洗練されるほど

人は、「なんとなく人間味あふれるもの」

「心のこもったもの」

「あったかいもの」

を求めるようになります。

 

ただ、美しい丁寧な言葉で

にっこりと、では満足できないのです。

 

その人の心模様そのものが

表情となり、言葉となり、気持ちとなり

人に伝わっていくのです。

その結果、それが「接遇」です。

 

接遇=とっさの対応

です。

とっさの時にその人が取る態度、言葉、です。

そして、目、です。

 

目は心の窓と言いますが

まさにその通りで

心模様がブルーでグレーな時

その人の目は本当に曇ってます。

 

そして目の奥が閉じちゃってるんです。

実験して検証してもいいほど(笑)

 

逆に

嬉しくてわくわくして

あ~~楽しい

と自分のやってることに集中してる人の目は

目の奥がパカッて開いちゃってるんです。

もう、これ本当、です!!

 

目が開いている=心が開かれている

という印象を相手は持ちますので

目が開いている人は誰にだってまずは

「ああ、感じのいい人だなあ」と印象づけられてしまうのです。

 

 

私達にとっての最高に嬉しい誉め言葉は

「とっても感じがいい病院でした」です。

 

何が?

どこが?

具体的には言えません。

しかし、なんとなく、「感じがいい」というこの感覚。

 

考えて導き出す言葉よりも

感じて思わず出た言葉が真実です。

 

 

人のあら捜しばかりする人って、います。

ひまさえあれば

人の短所ばかりを口に出している人って、います。

そういう人のそばには

残念ながら同じような人が集います。

これは原理原則、です。

 

私は、過去の吉本歯科医院がまだ父性型経営だった頃

つまり、鬼の経営をしていた頃

文句ばかりで溢れるスタッフ

文句ばかりで溢れる患者さん

にうんざりしていました。

 

しかし、振り返ってみると

先に文句を言っているのは私

人を認めていないのは私

でした。

 

自分のことでいっぱいいっぱいだったので

人に対する興味や関心などなく

今みたいに注意深くみんなを見ていく余裕など

とてもなかったのです。

 

そこで学んだこと

自分がいっぱいいっぱいにならないようにしよう

です(笑)

 

心に余裕がある時

人は、楽しそうな人の些細な変化を見逃しません。

人のいい部分だけがどんどん視界に入ってくるのです。

さらに

心に余裕があると

その人のいい部分をさらに膨らませ、伝えたくなり

さらにさらにみんなに伝染したくなってくるのです。

 

そして

人のいいところは流動的にどんどん変わっていくので

新鮮でいきのいい長所をリアルタイムで伝えてあげられるようになってくるのです。

 

私は、父性型でさんざん苦しんで、みんなも苦しめてきた体験から

得たものが、あります。

 

人を育てる

ということは

つまりは

その人が自分自身を大好きになれるようにしてあげること

だと、思うのです。

 

自分ってすごいかも?

自分は大丈夫

自分は愛されてる

自分はここで必要とされている

と、心底思った時、その人はほうっておいても

能力発揮します。

 

それは

自分自身がそうだったから、です。

人間ですので、きっと一緒です、きっと(笑)

 

人の短所や欠点をつついて

あら捜しをしていき

そして組織に合うように軌道修正していく

というのが従来的な人材教育だとしたら

それは、時代に合っていません。

 

いけいけどんどんの時代はそれでもいけたかも、しれません。

 

でも、時代は変わってます。

男も

女も

自分のことが心底好き」

「自分が今、生きてることが素敵って思える」

と目をキラキラさせて話せる人は

そんなにいないのでは、と思います。

 

心が躍動する時は

自分が今生きてることが素敵って

思える瞬間です。

 

自分のことを大好きになる

には

大好きにさせる

しかけが、必要です(笑)

 

人は自分のいいところや

長所や

才能や

魅力に

自分では気がつかない生き物です。

 

超ナルシストでない限り。。。。(笑)

 

しかし、ひとたび

「あれ?そうかも?」と才能のひものはしをひっぱっていくと

あとはびっくりするほど、才能炸裂です。

 

誰だって

見出して欲しいんです。

引き出して欲しいんです。

 

もちろん私も(笑)

 

なので、自分を引き出してくれる人から離れちゃいけないんです。

そして、自分に劣等感を植え付けるような人からは即座に離れるべきです。

 

人は暗示の生き物です。

暗示をかけている一番は自分で

2番目は毎日会う人、です。

 

この人といると自分のことを好きになる

この場にいると自分のことを好きになる

環境と人で、「私」が作られるとしたら

そんな人と場を選びたいものです。

 

こういう考えも、私達が実践する「母性のものさし」なんです。

面白いと、思いませんか?

 

次回母性型勉強会は9月21日(水)午後6時半~ 会費3,000円(お食事代込み)

高松国際ホテルにて

母性のものさし

ふっと優しい気持ちになれる

らくらく生きていくことができる

「あたらしいものさし」差し上げます(笑)

 

どうぞお気軽にお越し下さいね。どなたでも。

 

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