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至福の時間とは、

子供を寝かせた後、再度お風呂に入り、半身浴をしながら

好きな小説を読むこと。

翌朝が休みの日などは、時間を気にせず読みふける。

 

自己啓発の大好きな本は真夜中以外。

小説は真夜中か、電車に乗った時。

 

年明けから、ずっと読み続けているのが

浅田次郎の小説。

今週読んだのは、
このプリズンホテル。

 

ぷっ

とにやつくところと

ぐすっ

と胸が熱くなるところが

たまらなく快感。

 

私の「癖(へき)」は、

自分が好きだと思ったり、心震ってしまった本は

身近な人や友人に、

「絶対読んで、いつまでに、読んで、すぐ、読んで」と

押し付けるとこと、です。

すすめるのではなく、強制して読ませてしまう。

強引です。

 

そうはいっても、人には好みがあるじゃない・・・・

と母に言われたことがあるのですが、

「そんなの知らない。読んで欲しいもん」

と口にしてすぐに、

わっ、私って、相当強引、とふと気がつきました。

しかし、言わなきゃわからないし、

遠慮してたら、もったいないと思ってしまうので

やはり、この強引は、直りません。

 

 

同時期に読んでもらって、

その登場人物について、語りたいから、です。

時間差があると、感動もずれるので

だいたい同じ時期にどうしても読んで欲しい。

お茶飲んで、あの登場人物がこういった、ああいいった

と一緒に話をした時間が想像以上にウキウキしたので

それをまた体験したいから、です。

 

 

やくざが経営する奥湯元あじさいホテル。

そこには、懲役が終わった人、任侠団体

これから自首する人が、やってきます。

その中にまじって、うっかり素人も泊まりにきてしまいます。

 

人間ドラマなのですが、

完全に、「情」の世界です。

男は男気に溢れ

女は女気に溢れ

 

登場人物は、

いけてるかっこいい前向きな人ではなく

どちらかといえば、

くすぶり、が多い

くすぶって、たちどまって、過去にひっぱられてる

世界中の不幸を背負ったような人が多い。

 

その一言に、

泣けます。

本当に、、しびれる。

 

架空の人物である登場人物たちの口から

出てくる言葉がすごすぎて

小説なのに、赤線引いてしまうんです。

 

昨夜は最終回でした。

あと残りページわずか・・・となると

終わるのが嫌でしょうがないんです。

 

自分が赤線を引いたところを

後で読み返したり

ノートに写したりする時

また、しびれます。

 

一緒に、しびれましょう。

 

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