大阪に行ってきました。

朝から夜までみっちり勉強してくると、

私はガソリン満タンになって帰ってきます。

毎度のことながら

行く前と

行ってきた後では

心模様がまったく、違う。

 

 

 
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電車が着いて院長が迎えに来てくれてました。

「やっほーー」とテンションの高い私。

(そんな大きな声で呼ばないでよ、恥ずかしい)表情の院長。

「ガソリン満タンになった?」

と第一声。

 

うん、わかってる!

この人、わかってるわーーーーと、何が嬉しいってそれが嬉しい。

私にとっての燃料がどこでチャージされて

その燃料が切れるとどうなるかってことが

わかってる。

 

ここで不機嫌な顔されると

女としてはつらいし

出かけにくくなってしまう。

 

こうやって「ガソリン満タンなった?」と言ってくれると

何がなんでもサポートしにゃあいかんな、と

妙なオンナ気が発動してしまうものです。

 

そう言われると喜ぶことを

わかって言ってるのは知ってる(なぜなら、こんな時、こう言われると妻は嬉しい、と

解説したことがあるので)のですが

それでも、気分がいい。

 

ちょっとしたこと、なんですけどね。

そのちょっとした一言や

とっさの表情で

妻がのびのびできるかどうかが

決まるんです。

 

 

朝早いので子供達にご飯食べさせて

それぞれを見送って電車に乗って新幹線乗って

そして終わったら、(本当は1泊したいとこだけど)ダッシュで

新幹線乗ってまた帰ってきて。

 

そこだけ見たらしんどそうだけれども

私は、いつも帰ってくる時には行く前よりも

元気、疲れてない、テンション高っ、になるのです。

 

だから、私にとっては

燃料補給。

 

あこがれている

わあ、すごい!どう考えてもすごい

少しでも近づきたいっ

って思ってる時の自分は

自分で自分のことを

「私ってなんだかいい感じ」って

気持ちが湧いてくるんです。

 

あそこに行こう

って決めてるので

そこに向っていってる時の状態が

私はとても快適で、快感です。

 

勉強すればするほど

「今は全然できてないわー」って知るのですが

それでも、そのうちできるぞって

思い込んじゃう自分がいます。

そう思わせる先生はすごいのですが

そう思い込んじゃう私もすごい!(と、自我自賛させてしまう先生がやはりすごい)

 

 

「よし、あそこに行くぞ」って決めると

びゅんびゅん走れるんです。

 

なんで止まらず走れるんだろう

って、思うと

やっぱり最初に「あー!!あそこだ!!」って決めたから、です。

 

 

自転車と同じです。

「あそこに行こう」って決めて自転車ノリノリでこいでる時は

スピード調節するくらいで

両足を地面にべっとりつけることは

ありません。

信号で止まるくらい。

 

一度こぎだして加速してると

なんでもかんでも取り掛かることに

エネルギーがそんなにかからなくなる。

 

現に、勉強してガソリンタンクいっぱいになって帰ってくると

人に話したくてしょうがなくなるし

寝てるのがもったいなくなるし

「あれはやく出さなきゃ」って仕事も

一気にかたずいてしまうのです。

 

あこがれる存在がいるって

私にとってはいいことづくめなんです。

 

 

治療でも同じなのですが

まずは「あそこがゴールですので、あそこに向って今日から頑張っていきましょうね」

っていう旗を最初に立てるんです。

 

旗が立つと

そこまでの道のりが

5年かかろうが6年かかろうが

「あそこに行くんだ」って決めてるので

ブレないものです。

 

それと同じです。

 

迷わなくなる。

あれもこれも。

あっちもいいかな、でもこっちもいいかな。

ってのがなくなってくるんです。

 

勉強に行くと

なんでこんなに不思議な力が湧いてくるのかな?

って考えてみると

学ぶ側としての自分がすごくエネルギー使ってるから、なんです。

掴みとりたい

しみこませたい

もっと教えて欲しい

もっと聞きたい

もっともっと

って思ってる自分の意識があるから

必死で脳ミソ使ってるんです。

その力、テレビぼーっと見てる時の

何千倍!

 

だから、自分のエネルギー使ったぶんだけ

充実感が満ちてくる。

出せば出すほど、

満たされる。

帰る時の大阪駅での新幹線の改札くぐる時の

爽快感といったら、もう

遊びに行ってる時には感じることができないほどの

感覚です。

 

だから

勉強しにいくことは

やっぱり快感です。

 

勉強すればするほど

煮詰まった時は

あの時のここに戻ればいいんだ、っていうニュートラルに戻れる技が

手に入っていってるように思います。

そして、実際に、使える。

 

自分がわざわざ足出して

つかみとりたいってつかみにいって

はじめて、充実感っていうものを

感じることができる。

 

よしこちゃんが塾の中で言ってました。

塾は、自分自身に化学反応を起こすんだって。

うまいこと言うなあ、って思いました。

 

まさに、化学反応。

まさに、スパーク。

 

意味は、後からついてくる。

理屈は、後からついてくる。

 

まずは、やってみる、行ってみる。

生きてるうちは、もうこれしか、ない。

 

体験すれば、わかる。

体験する前は、不安だけが、頭の中をグルグル回る。

 

これは私がいつも

ノートに書いて

止まってしまわないように

してる言葉です。

 

土曜日に、たくさん学んで興奮したことを

日曜日に、大事な友達に話をしました。

いい聴き手がいると、つい話しが熱くなってしまいます。

上手に聴いてくれる彼女に

私はいつも「めいいっぱいしゃべり倒し」ちゃいます。

 

あまりにも気分よく聴いてもらうと

もう聴いてもらえないことが物足りなくなるので

彼女の方が一枚も2枚も上手(うわて)です。

 

聴いてくれる人がいるから

話すことができるんです。

 

 

聞き上手な彼女が

みんなに大事にされるのは

考えてみれば「当たり前」です。

 

気分よく感じよく

ついつい余計なことまでしゃべってしまうような

上手な聴き手は、そうそういないから、です。

 

塾で勉強してくると

身近な人の「すごいところ」がいつにも増して

クローズアップして見えてくる。

 

満タンになったガソリンは、一ヶ月は持ちそうです。

 

 

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