死ぬまで自分の歯で食事ができるためにできること|香川県 高松市 吉本歯科医院

香川県 高松市 噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院マネージャー吉本委子です。

先ほど、吉本歯科医院に開業以来通って下さっている女性がお越し下さっていました。

「もう少しで8020が達成できそうだわ」

と、お話をして頂きました。

8020とは80歳で20本の自分の歯を残そうというスローガンで日本歯科医師会が掲げているものです。

わざわざスローガンを掲げるということは、「そんな人は少ない」ということでも、あります。

お話をお聴きしながら、「歯への意識」が違うんだなということが

よくわかりました。

歯への意識がガラリ変わったのは

ご自身のお母様を介護するようになってから、だそうです。

介護施設に通い、毎日毎食後、お母様の入れ歯を外して洗浄していました。

死ぬまで自分の歯で食事ができるためにできること|香川県 高松市 吉本歯科医院

お母様ははやい段階から歯を多く失われており、入れ歯を使われていました。

死ぬまで自分の歯で食事ができるためにできること|香川県 高松市 吉本歯科医院

食事のたびに「噛めない、痛い、歯茎が痛い」といつもおっしゃっていたそうです。

口の中の入れ歯を外してあげると歯茎が真っ赤に腫れていたことがしょっちゅうあり

「痛そうだな、かわいそうだな」と思っていました。

死ぬまで自分の歯で食事ができるためにできること|香川県 高松市 吉本歯科医院

介護施設では美味しそうなりんごを

すりおろししたものが食事のデザートで出てきます。

りんごを噛んでシャリッとした感じが美味しいのに、こんなにすりおろしてしまったら

美味しくもなんともないだろうに・・・と思いながらも、

「ああ、年を取って歯がなくなるとこうなるんだ」と

かわいそうでしょうがなかったそうです。

そのころから、自分の体は自分でどうにかしないといけない。

家族にも迷惑をかけたくない。

自分の足で歩けるようにちゃんと筋肉をつけようと

週に4回、スイミングに通いはじめます。

死ぬまで自分の歯で食事ができるためにできること|香川県 高松市 吉本歯科医院

そして、気持ちがふさぎ込まないようにできる限り人に会って話す。

いい言葉を使う。

人を励ます言葉を使う。

地域の近くにいる人たちと仲良く交流する。

そんなことをずっと意識して毎日を過ごしておられます。

生きるためには「食べられる」ことと「出せる」ってことが本当に大事なのよ~~と

強い言葉で教えて下さいました。

本当に、そうですよね。

自分の歯でちゃんと噛めて、食事があたりまえにできて

そして、ちゃんと体を動かして消化して「出せる」体。

足の筋肉をしっかりつけて自分の足で歩ける。

本当に、その通りだなと思いました。

いつもいつも、お越し下さるたびに顔を見て

「元気でやってる?」「いつもありがとうね」と私たちの方が

励まして頂く、そんな女性です。

今年の8020いい歯コンクールには

吉本歯科医院代表で推薦させて頂きます(^^)

香川県高松市、咬み合わせ専門 吉本歯科医院

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