武道家、日野晃先生が高松に来られました。

228日(日)に岡山で行われるダンス公演のPRのためです。

http://budo-art.net/

 

テレビ局のディレクターさんと打ち合わせをした後、翌日はFM高松の収録でした。

りんごのかぶりものは番組のキャラクターでしょうか?(^^;)

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武道家?ダンス?何者?って思われますよね(笑)

 

私も先生にはじめて会った20代前半の頃、「なにもの?この人は・・・?」と思いました。

でも、その出会いから私の中のあらゆる価値観がひっくり返ってしまいました。

 

それほど衝撃的な出会いでした。

 

20代は、夢中で日野晃の世界を追っかけていた・・・後は何してたか記憶にないほど、面白くて面白くてたまらなかった。普通の20代の女性が興味もっていたようなことはまったく関心がなかったと思います。

 

周囲にいろいろ言われても、私の中の好奇心が止まらないっという感じです。

 

日野先生が教えてくれたことは、「人と真正面から向き合う」、ということ。

これって、言葉じゃ簡単です。とっても。

でも、本当に「こころが向き合う」ためには、きちんと目の前の相手と対峙しなくちゃ向き合えない、です。

 

目の前の相手と本当にこころが向き合い、そして相手の前にきちんと立てた時、そこには不思議なこころの共鳴が起こります。

 

今でも覚えています。

 

先生が私の前に刀を構えて前に立った時、自然と涙が溢れたことを。

これは理屈ではわからない世界ですよね。

 

人と人とはこんなに繋がることができるんだってことを言葉じゃなく、この体でもって実感した最初の瞬間でした。

 

そして本当に繋がる時には、その間に言葉や説明はまったくいらず、あるのは言ってみれば「感動」だけです。

 

1000の言葉を理解するよりも、たった一回体で感じてしまったことは頭の中を総入れ替えするほど変えてしまいます。

ついでに細胞も入れ替わったかも??

 

誰とでもこんな関係になれたらどんなに生きることは素敵だろうって思ったし、

ひょっとしたらこんなに情報があふれる前はかつての日本人はこんな感覚を普通に感じ合えていたのかも、と想像するともういてもたってもいれらなくなりました。

 

和歌山の先生の道場での稽古はまず「相手と真正面から向き合う」というからはじまります。

私が、刀を構えている相手の前に立ちます。

ただそれだけ、です。

 

ただそれだけですが、シーンとした中で相手に向き合うとそのことで、自分のこころがざわついていたり、頭の中で他事を考えていたり、はたまた「相手からどう見られているのか」また、「どう見られたいのか」など、いろいろと雑念を感じていることに気がつきます。

 

つまり、その時の私は「相手にこころが向き合っていない」ということに気がつきます。

逆も同じです。

目の前の相手が、同じようにいろいろと考えながら私の前に立つ、とします。

そうしたら「なんだかこの人遠く感じる、目では私を見ているんだけど、どうもちゃんと見てくれていない」という、相手のこころが自分に向き合っていないことに気が付きます。

つまり「違和感」を感じるのです。

物理的に相手は目の前に存在しているのに、さも「いない」ような違和感です。

 

この稽古を何度も何度も繰り返すうちに面白いことが起こります。

 

日常生活で、自分に向き合ってくれている人がいないじゃん!!向き合ってくれているはずの関係でさえ、「違う」、ということに気がつきはじめます。

 

そして自分もまた、「向き合っていない」、ということに気が付きます。

 

そりゃあ、リアルに人との繋がりを実感できないのはあたりまえです。

超・不感症になってて当たり前(笑)

 

そして自分の体のセンサーを研ぎ澄ませば研ぎ澄ます程、そのよりわけが瞬時にできるようになってしまうんですね。

 

自分の体はまったく信じるに値する、し、また、自分の脳ミソほど騙されやすいものはない、と思いました。

 

そういえば私はこれで当時婚約していた人と別れたなあ・・・(苦笑)

 

私は、こんな体験から、絶対私はたった今から誰とでもちゃんと向き合えるようになろう、いやなる!って決めたのを覚えています。20代前半、熱い頃にそんなことを燃えるように考えていました。

 

日野先生に関して語らせたらレポート用紙100枚くらいはすぐに書けそうです。

それほど私のからだの中に蓄積された体験は言葉にし尽くせないものだからです。

いくら書いても言葉では表現しつくせない、といったらいいでしょうか。

 

そして日野先生に出会って10年以上が過ぎていますが、10年前に教えてもらったことが今もなお、ボディブローのようにじわじわと効いてくるのです、人生に。

本当に役に立つ、使える知恵ってやっぱり「体感」しかありません。

 

体で感じた記憶は頭で忘れていてもちゃんと覚えているんです。

 

 

・・・・で、なんで武道家がダンスなの?

詳しくはこちらを・・・(私はうまく語れません。。すみません)

http://budo-art.net/concept.html

 

 

とにかく生で見て欲しい舞台です。

ダンスなんか興味ないわ・・・って人ももちろん。

私も同じです。

武道もダンスも興味ありません。

興味あるのはそこにいる「人」だけ、です。

 

人と人がちゃんと向き合い、関係しあう、ってことは「こんな感じ」というのを目の前で見られる舞台だと思います。

 

ぜひ、一緒に行きましょう(笑)

「私、これ行きたい!」って思われた方はぜひ下記までおといあわせ下さい。

http://budo-art.net

086-273-8205

090-6431-5974

岡山の主催者さんの電話番号です↑

 

 

REAL CONTACT 岡山公演

2010228日(日)15時30開場、16時開演

岡山市立市民文化ホール

前売り3500円 当日4000

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FMたかまつANRIさんと日野先生

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