今日は吉本歯科医院は終日インプラント手術のため一般診療は行っておりません。

手術の日は段取りが違います。

朝から麻酔の先生と細かい打ち合わせなど。

スタッフの動きも、いつもの診療とは時間の動きが違うのでややピーンと張り詰めた様子。

黙々と動き回るスタッフたち。

院長も手術がはじまる前に細やかに3D画像解析や事前シミュレーションで何度も

頭の中に今日の流れを叩き込んでいる様子。

手術の前には、濃い目のコーヒーを飲んで頂き、リラックスをするのが手術前のおきまりです。

 

技工室に行くと、吉本歯科医院の朝晩のおそうじや器具の清掃をしてくれている

北原さんがお仕事をしてくれており、何気なく話をしていました。

北原さんはちょうど私からすればおばあちゃんよりちょっと若いかな、という年齢の方。

この北原さん、実はちょっとすごい人、なんです。

北原さんにはぜひ吉本歯科医院のニュースレターに登場して頂きたい!といつも言っているのですが「恥ずかしいから駄目!」と(泣)

若い頃からずっとお家でお商売をされてこられ、子育てやご主人のお母様の面倒をすべて

みながら働き続けてこられたかた。

いわば、おかみさん、ですね。

3人の子育てをしながら、お家のお商売の切り盛りも全部やってこなし、事務や経理や、営業や

仕入れに販売、配達に、顧客のお世話・・・・ひえ~~いつ眠るの??というほどハードな毎日。

また、ご主人のご両親のお世話も。。。

「当時は洗濯機もグルグル手で回すものだったのよ」と言われても想像もつかない私。

せいぜい二層式洗濯機くらいしかイメージできません。

毎朝一升のお米を炊いて、朝6人分のお弁当を作り、3度の食事もぜんぶ作っていたんだそう。

 

北原さんは言うんです。

「それこそ、休むヒマなんてなくて、自分の時間なんて皆無でね。でも、みんながそんな感じだったし今みたいに人と人同士がこんなに殺伐としていなかったから、みんなが支えあうのが普通だった。

だから、大変なんだったろうけど、心はあったかかった」と。

なんですって。

今でも、こうして吉本歯科医院に朝晩に来てくださりながら、51年間も、ご主人のお母様(お姑さん)のお食事やお世話をずっとしているんです。

 

そんな北原さんの顔は、本当にいつも綺麗なのです。

もやもやと考えるよりも前に、とにかくいつも動いている。

テキパキと動いている。

 

なので、表情がいつもすっきりしている。

もや~っとした雰囲気が微塵もない。

なので、私はいつも北原さんのそばに言って何かしら話をするのが憩いの時間です。

 

北原さんと話をしている中で、なるほどなるほど、と思ったことがありました。

北原さんは長い人生、ずっといわばハイテンションで生きてきた方です。

ハイテンションとは、決して派手で大声でとかいう見た目の問題ではなく、

心のエンジンがいつも燃えていたということ

 

ずっとテンションがあがっている状態が常だから、疲れない、んです。

そして、変に休まなくちゃ

とか

自分の時間を大切にしなくちゃ

とか

考えたこともなく、ただ目の前のことを淡々と黙々とやってきた、こんな感じ。

なので、北原さんは仕事のスピードがとても速いのです。

そして、北原さんにお願いしている「吉本歯科医院をいつも綺麗に」という仕事を

どんどん進化させていってくれています。

 

そんなところまで気をつけてくれるの?

そんな細かいところまでふいておいてくれたの?

裁縫までしてくれるの?

 

気配りの達人、です。

こんな仕事ができるのは、やはり北原さん世代の人特有、です。

「何もなかったから作るしかなかった」

「すぐに買えないから繕って何度も使うしかなかった」

という、モノが潤沢になかったからこそ、知恵が溢れてきた時代の人ならでは。

今は、雑巾だって、スーパーで安く売っていますから(--;)

 

北原さんに私は聞いたことがあるんです。

「ねえねえ、北原さん、いつも何か作ってたり、手を動かしているんだけど休むことないの?」って。

すると

「こうしているほうがいいの。

止まると、落ち着かないの」って(笑)

 

これを聞いて私も

「私も同じ~~~!!!」と共感。

 

そうなんです。

私も同じで、仕事はテンションだけでやっているようなもの

テンションが上がっているとスピードがどんどん速くなって、仕事の効率がよくなる。

でも、ひとたびテンションがさがると、普段だったら30分で簡単にできそうな仕事が

5時間たっても6時間たってもできなくなっちゃいます。

あれはなぜ?でしょうね?

時間の感覚は、自分の心模様と直結しています。

 

 

テンションが上がっていると余計なことを考える時間が脳ミソの中にはないので

つぎつぎにアイデアが湧くし、その湧いたアイデアを即、形にすべく動くことができます。

でも、テンションが下がると、そんな気持ちにもならないので、当然動くことができません。

 

とりあえず、私の場合はここ2年ほどは、テンション上がりっぱなし(笑)

でも、疲れない。

そりゃあ、むちゃくちゃして「ああ、今日は眠い~だるい~」って時もありますが

心のテンションはそうそう下がらないのですね。

それは、なぜか?

きっと一度このテンションが上がりっぱなしで心地いいバランスのいい状態を

体験してしまったから、もうバランスが悪い状態に戻りたくないという無意識の何かが

働くんでしょう・・と思っています。

 

そういうのってありますよね?

一度、快適を知ったら、もう以前までの「不快」には戻れない。

一度、美味しい味を知ったら、もうまずい味には戻れない。

この感覚と同じですね。たぶん。

 

では、テンションを上げるにはどうするか?

こんな話を最近したのでちょっと書いてみます(^^)

 

たとえば、吉本歯科医院では今、月に一回ニュースレターを発行しています。

ボリュームは結構、あります。

なぜこんなボリュームに設定したかというと、自分たちに意識的に負荷をかけたかったから。

 

このニュースレターを完成させるのには、まずが大枠のテーマを院長から取材をする。

そして、院長に話をしてもらいます。

その院長の話を事務のスタッフにテープ起こしをしてもらいます。

あがってきた原稿をは「専門家の言葉」なので、その言葉を私が『普通の人に伝わる言葉」に

翻訳します(笑)

 

さらに翻訳したものを、最低でも3人の一般の方に読んでいただきます。

読んでいただく方は、吉本歯科医院の一番多い患者さまの年齢層です。

40代の男性、50代の女性、男性、60代の女性など。

そして、何度も練り直しをした上で、最後にスタッフに読んでもらいます。

また、スタッフからの取材、患者さんからの取材、いろいろ項目があります。

1回のニュースレターを発行しようと動き出したとたんに、いろいろな方と関わり意見を

聞ける機会が増えます。

 

そうすると、面白いことが、起こります。

一人の人から必ず、「新しいテーマになりそうなこと」を教えてくれるのです。

そして必ず「次へのヒント」が思いつくのです。

じゃあ、あれもしようこれもしよう

ということにワクワク繋がっていくのです。

 

それは動いて、話す、書いて表現する、ということの副産物です。

 

ということで吉本歯科医院のニュースレターは、毎回毎回私たち、全力でエネルギー使って

書いています(苦笑)

そして、やっと入稿。

エネルギー出し切った~~~!!と満足。

 

すると、アラ不思議、出し切ったところには、また新しいエネルギーがさらに大きくなって

入ってくるのですね。

出し切ったはずなのに、また入ってるわ。。(驚)

これは宇宙の法則でしょう、きっと(^^)

出せば入る。

出し切らなきゃ入ってこない。

息を吸って~~吐いて~~と同じですね。

 

愛情と、同じです。

愛情を注ぎ惜しみしていると、そのぶんしか自分には入ってこない。

徹底的に愛情を注ぐから、注いだぶんだけ、またこちらに愛情が帰ってくる感覚と似ています。

ここでそんなにエネルギー使ったら消耗するし、もったいなから適当に仕事を。。って考えがちですが

実は、違うんですね。

 

適当に仕事を、というのが実は自分を最も消耗させ

また、女性をぶさいくにしていくものだったんですね~(><)

ご存知でしたでしょうか???

 

ダラダラ生きている人の顔は醜いでしょ?

それはどんなにお肌が綺麗でも、ブランドのお洋服を着ていても、醜いでしょ?

それって、見る人が見ればわかるんです。

わからない人に囲まれている人には残念ながら死ぬまで見えませんが。

顔ははっきりした意思が作るのです。

意思のない顔は、ぶさいく、です、はい。

 

私は、表情が醜い人は、きらい、です。

顔、形では、ないのです。

なので、年齢でも、ない。

 

醜い顔は伝染するので、困るのです。

また、そんな人が一人でもいたら

場の空気が乱れるし、出しているイメージが一緒に醜くなっていくからとても困るのです。

 

人との関係と仕事の仕方は比例しています。

人に愛情注がない人は、仕事にもエネルギー出し切らない。

仕事がうまくいくひとは、人との関係もうまくいく、そう思います。

例外は、ありません。

 

また、ニュースレターをはじめてよかったなあって思うことのひとつには

「継続し続けなくてはならない」というプレッシャーです。

一回だしはじめたからには続けないといけない

また、続けないと格好悪い、ですよね?

瞬間的に、ぐわーーってエネルギーを出すことって、単発なら結構できますが

それを持続的に続かせるってなると、これはまた別の能力です。

長期戦で、長い目で戦っていけるか、自分と、という視点が必要です。

一回は必死で頑張って勝ったけど、もう燃え尽きた~~~

なんてのは、困りますからね。

 

なので、心地よいプレッシャーは大事です。

途中でやめたらかっこ悪いじゃない?という美意識は、とても大事です。

 

イメージは青い静かなろうそくがいつも消えることなく燃えている、こんな感じです。

そして長く長く続けることができるために、テンションを上げておく。

というか、下げないように気を配る。

 

続けるって、最初は本当大変です。

でも、いざスタートをしてみると、「なんだ、こんな楽しいならはやくやってりゃよかった」と思います。

 

楽しいことなら、続けられます。

楽しくなさそうなことや、わくわくしないことは、義務感でやることは

努力逆転の法則が働き、しんどいだけなので、早々に止めましょう。。。。

しかし、何でも深く知っていけば、楽しくなる要素は山のようにありますからね。

仕事も、同じです。

 

そして、楽しいと思えるためには、やはり覚悟が必要です。

 

それは

誰に言われたのでもなく、すべてのことは私が決めて、私が動くんだという

覚悟を持つこと。

ここを押さえておかないと、悲劇、です。

私は、どういう結果になっても、たぶん、「ま、自分で決めたからしょうがないか」と思ってしまえる

そう思っています。

 

それは私の中に

どんな状況になっても、被害者意識を持って生きるのは嫌だ、というイメージがあるから。

どんな状況になったとしても、今、どんな状態でも、

その状態が今目の前に現実にある、ということは、やはり、自分次第なのです。

そして、そうはっきり言える人の目はやはり、スカッとしているのです。

 

たとえば、

私が「くっそ~~!!あの人があんなこと言ったから」

「上司がしろって言ったから~」

とか少しでも思ったとしたら、もうすでに私の中ではアウト、です。

被害者的思考は、私にとっては最も苦手です。

過去にOLをしていた時に、そう思うことがあった頃、私の心模様は最悪でした。

 

これって、男女関係でも同じですよね。

裏切られたとか、ふられたとか、浮気された、とか言っているのは

あれは、きっと被害者意識の塊の発想で生きているから。

こういう人に限って

私はこれだけ尽くしたのにとか

私は奥さんなのに

とか、うだうだと文句を言うわけです。

どっちでもええじゃないか!!と思ってしまうのです(笑)

自分が自分の人生を熱中していない証拠です。

 

ようは、人はどうでも、いいのです。

ようは、自分がどう決めるか、しか人生はないのに。

私という人間が覚悟を持ってきちんと生きているという大前提があってはじめて

同じような大人の感覚をちゃんともった人と関わることができます。

ちゃんと人に甘えることができるのは、たぶんちゃんと一人で立てているから。

一人で立つ、ということは決して経済的なこととか、職業的なことでは、ありません。

その心の覚悟の話、です。

「私がこうしたい」「私が決めた」「だから何が起こっても全て私の責任」

と思えるかどうか。

そう思えたら、人生観や、男女観、仕事観だって、変わっちゃいませんか?

パラダイムシフト、です。

 

うまくいかなかったのも、気分が悪いのも、社員が思うようにならないのも

とりあえずは、私の責任、と思っておけば、気分はそこまで落ち込みません。

もちろん、自分の責任じゃないことだって山のようにありますよ(笑)

 

でも、とりあえず、全部まとめて引き受けておくって覚悟を決めたとたんに

舞台は、回るのですよ(^^)これ、真面目な話。

神様は、覚悟を決めた人の後ろに必ずいいことを用意してくれています。

 

これは人との関係でもまったく、同じ。

どんな人の前にでも、きちっと向かい合う。

逃げない。

覚悟を決めて向き合っていく

覚悟を決めた途端に、「この人、苦手だったのに」と思っていた人が

「意外にそうでもなかったじゃない^^」という人に変化します。

すべてはこちらの関わり方。

相互の関係です。

お互い様、です。

 

とにかく、気持ちがスカッとしているのが一番です。

想いはストレートに。

堂々と表現し。

やるべきことをやって。

我慢は、あんまり、しない(笑)

 

テンションを維持する方法として、意識的に継続しなくてはいけないものを

作り、自分に心地いい負荷をかけるということ。

それも社会的に責任のあることを。

というのはとっても効果的です。

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