咳が気になるので今日はお医者さんの診察を受けてきました。

「先生、私はもしや肺炎でしょうか・・・?」(大真面目)

そんな重病じゃないでしょう・・・あなたは(--)という顔で、普通に

「ただの夏の疲れが咳に出ているんでしょう」ということでお薬を頂きました(笑)

薬をもらった途端に咳が止まったのはなぜでしょう??安心したのでしょうか?

何にせよ、今日のお昼ご飯あたりから復活してまいりました。

 

そのクリニックでのこと。

優しく安定感のある院長先生のもと、多くの看護婦さんたちがイキイキと動き回っていました。

スタッフの方同士が会話している様子を聞いていると、

「あっ、うちと同じだな」と思うことがありました。

 

それはスタッフ同士でも、院長先生に対してでもきちんと言葉を崩さず丁寧な言葉

使っている、という点でした。

どんなに仲良さそうでも、なあなあな言葉を使っていない。

そしてきちんと目上の方のスタッフに対しては、目下のスタッフの方は尊敬語を

使って仕事を進めているんです。

 

私は、こういうことって、本当に大事なことだなと思います。

特に女性職場においては。

 

女性職場では、ついつい仲良くなると、立場をわきまえずに先輩に対して

ずけずけとモノを言ったり、友達言葉で話をしてしまいがちです。

 

しかし、言葉というのは人間関係の距離を決めているものなので

実はとても重要なものです。

 

吉本歯科医院では、言葉をきちんとしようと、いつもみんなで考えいろいろと

やっているのですが、その本当の意味は、

言葉を丁寧に使うことで、実は自分の身を守っているんですね。

 

なあなあな言葉を使うと、相手とはやはりなあなあな関係になってしまいます。

そして、適度な距離感を保てなくなります。

 

例えば、当院のスタッフはみな、仲間うちで話をする時も

敬語は崩しません。

別に意識してやっているわけではなく、それが習慣になっているんだと思います。

 

気になるのは、まだ若い女性が、明らかに目上の方と話をする時に

「え~~、そうなん?知らんかったわ~」

「じゃ、また来るわ~」

などという言葉を使っていたとしたら、普通に社会の中で仕事ができている人から

見れば「この人はちょっと駄目」という印象を与えてしまいます。

 

誰に対しても言葉がなあなあになってしまう人は

パッと会って、「あっ、好き!!」とガーッと近づくのも早いのですが

ちょっとでも嫌いな部分が見えたとしたら、「大嫌い!」となるのも早く、

徹底的にくっつくか、離れるか、どちらか、という風になってしまいがちです。

 

こういう人との距離感を上手に保つための一番いいトレーニングの場は

やはり、仕事の現場なのかな、と思います。

 

職場は一応、きっちりとした上下関係がはっきりあるところです。

上司と部下、先輩と後輩。

そして、仕事という現場では、本当に老若男女、いろいろな人と会う機会があります。

しかも、「仕事」という点で出会いますので、当然、鍛えられます。

 

たとえば、当院のカウンセラーの森下は、自他共に認める「好き嫌い」のはっきりしている女性です。

しかし、仕事という現場では、好き、嫌いを顔に出して表現していたのでは

仕事をやっていくことが、できません。

 

たしか2年前ほどは、

「あっ、この人苦手なんだろうな」

というのが森下の顔にもはっきり出ていたように記憶しています(--;)

 

しかし、今の森下は違うんですね。

自分の好き嫌いははっきりと自覚しつつ、誰がきても対応できるような意識を

森下は持ち合わせています。

というより、体験をへて獲得したんだと思います。

 

職場という場において、自分の立場がどういう存在なのか

上司から見てどういう存在なのか、そして、後輩から見てどういう存在なのか、ということを

きっちり自覚して言葉を発し、動いているのがわかります。

 

言葉や態度や表情をきちんと意識している人は、

やはり違いますし、見ていて素敵です。

きちんとしている感が、素敵なのです。

 

立場の違いを考えて、相手によって距離感を取り、言葉を気をつけ

動いていける女性は、実はそうそういないんです。

 

感情で仕事をしているのが女性だ、と言われるほど、

好きならくっつくけど、

嫌いなら離れる

のが、女性の特徴です。

真ん中はないんです(--)

 

しかし、それだけでは女性はなかなか社会や職場というシーンで際立っていくことは

難しいです。

そういう点では、男性の方が、厳しいお仕事の社会の中で日々鍛えられているため

「これはお仕事」「これはプライベート」と感情と理性を上手に使い分けることができています。

 

好き嫌いがはっきりしていて、直感でストレートに突っ走れる

そんな女性が

今度はその上に理性という武器を持ち、感情をコントロールし、

上手に人間関係の距離感を調整していくことが

できるようになったとしたら・・・・・。

う~ん、かなわないですよね(笑)

 

先日、吉本歯科医院の信頼する歯科技工士の先生、松原先生にいいことを

教えて頂きましたよ(^^)

 

「あのね、腹が立つようなことがあったり、心が騒ぐようなことがあったら

一気に怒りや悲しみの思考に向かう前に、まずは一拍おいて5回深呼吸するの。

人間は同時に2つのことをできないでしょ?

だから、思考をやめて、深呼吸するという行動に集中するの。

そうすると、感情を自分でコントロールできるでしょ?」

 

う~ん、その通り(^^)

私はよく怒るので(笑)今日から5回深呼吸しよう、と決めました(笑)

 

怒っている時や心が騒がしい時は、その起こった出来事が問題ではなく

実は自分の心の状態が波打ってしまっている、ということなんですね。

なんだかお坊さんの話を聞いているようでした。

 

では、その心をまずは自分の中で落ち着かせてしまいましょう、ということですね。

 

改めて、自分の感情は自分自身の中でコントロールできるようにしたいと

思いました。

 

身内以外にはできるのですが、身内になるとこれがなかなか・・・・(--:)

みなさんは、いかがでしょうか?

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