月曜日です。

今日は朝から大学より研修医の先生が当院を見学にお越し下さっています。

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当院院長も、「教えながら治療する」ということで

いつもよりも、ゆっくりと「ここは、こういうことで・・・」とお話しながら治療を進めています。

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外からのお客様は私達にとってとても刺激になります(^^)

何を感じて下さるのか感想をお聞きするのが、楽しみです。

 

将来この香川の地で開業をされる予定の先生です。

私達が関わることで良い方向に向いてくれれば

こんな嬉しいことは、ありません。

 

 

お客様と言えば、今朝は名古屋から素敵な女性のお客様。

患者さんではないのですが、歯科に特化したメディカルマーケティングをしている会社の

いわば営業の方。

 

最近はうちにもこういった「経営のお手伝いをします」という会社の方が

東京や大阪からしょっちゅうお越しになられます。

そう、しょっちゅう。

駅から遠いので大変なはずです(--:)

さらに事前に私達の医院のことをよく調べているなあと

思うほど、よく知ってくれているので

ビックリです。

 

 

当院は、院長が診療でつきっきりのため

対応はすべて私がさせて頂くのですが、だいたいは、お名刺を頂いて

資料を頂いて、「では、また」で、それっきり、という場合がほとんどです(--:)

 

しかし、たまに

面白い人だなあ、とか、気が合うな、と

思う方もいます。

 

院長が対応すればまた全く違うことになると思うのですが

私の場合は、その人が売っている商品そのものより、

売っている「その人」に関心が向かなければ、頂いた資料を開くことも

ほとんど、ありません。

 

そういうことって、ありませんか?

 

最初から関心があって、来て頂くか資料を持ってきていただく場合は

別として、まだ何も頭に情報がない場合には

特に、そう思います。

 

今、継続的に何年もお付き合いいただいている会社の方は

やはり最初にお会いした時に必ず

何かしらの好印象か、または、強烈な好奇心を引き起こさせるような

ものを感じた方ばかり、です。

 

共通しているのは

決して、一方的に言いたいことを話すような方では、なかった、ということ。

 

逆に、よく私達の話を聞いてくれ

私達が今、やっていることに関心を寄せてくれ

さらに具体的な質問をしてくれ

さらにさらに、そのことに対して深く共感して下さる

という方が多かった、と思います。

 

じっくり聞いてくれる

ということは受け身で消極的な行為に見えてしまうかもしれませんが

実は違うんだな、と思います。

 

じっくり相手の話を聞く、気持ちを汲み取ろうとする

ということは

とっても能動的であり、実は何より積極的な行為です。

 

ああ、この人は自分のことに深く関心を持ってくれて

ちゃんと話を聞こうとしてくれている

っていう雰囲気は、見ていたらわかります。

逆に言葉だけを聞いて調子よく「あいづち」を打っている雰囲気も

見ていたらわかります。

 

自分の話を親身に聞いてもらえるって、実はとっても快感です。

そして、人の話を親身に聞くのは実はとってもしんどい、です。

好きじゃないと、聞けません(--;)

面倒くさいし、神経使うし。。

自分が話してるほうが、楽、です。

 

だからこそ、話を聞ける人、という存在が

光るのかも、しれません。

 

大好きな人のことは知りたくてたまらないので

聞くこともまた楽しいですが、

そうでもない場合には、訓練が必要です。

 

でも、訓練しているうちに、

誰の話でもちゃんと聞くことができるように慣れてくると思うので

これもひとつの習慣かな、と思います。

 

そう考えると面白いですね。

 

この人の話をもっと聴きたいと思える人とも

出会い次第です。

 

そう思える人にどれだけ出会えるかで人生大きく変わってくるような

気がしてなりません。

 

・・・そういうところでの

とっても「聴き上手な女性」だったのが今日のこの名古屋からの女性でした。

 

初対面だったのですが、すっかり意気投合してしまい、

すっかりプライベートな話で盛り上がってしまいました。

こうやって仕事そっちのけで、気が合えばすぐに仲良くなって打ち解けてしまうのは

女同士ならでは(笑)

 

この方の社長さんは、なんと私と同じ生まれ年の1973年。

著書のうしろに書いていました。

 

「優しそうに見えるけど、うちの社長、怖いんです・・・」と(笑)

 

そしてサポートしているのがこの女性、ひとまわり上だとおっしゃるのですが

とてもそうは見えない、きれいな人。

「何か特別なことしてるんですか?」

思わず聞いてしまうほど、若々しい方です。

 

お話していて思ったのですが、

トップのそばにこういう女性が付いていたら、そりゃあ社長はいいだろうなあ・・と

思いました。

細かいことによく気がついて

女性ならではの気配りや、コミュニケーション能力を生かして

お客さんの対応を四方八方にしてくれているんだと想像しました。

 

「聴き上手」な人がたくさんいる会社はきっと

いい雰囲気で会社が回るんだと、思います。

 

今日もたまたま歯科衛生士の杉本が患者さんとチェアサイドで

お話しているのをぼんやり?眺めながら感じました。

「ええ、そうですよね」

「はい、わかります」

「そうなんですか?」

うんうん、とゆっくり患者さんの表情に合わせてあいづちをうちながら

優しい顔でじっくり話を聞く杉本なのですが、

人の話を一生懸命聞いている人の姿は、客観的に見た時

とても、「きれい」です。

 

その時の杉本の横顔を見てて、「あれ?こんなに可愛かったっけ?」と

びっくりするほどです(笑)

 

また、話を積極的に聞くという姿勢をとった時

自然と話をしている相手の心は開かれると思います。

 

人の心は

無理矢理こじあけるのではなく

開きたくなるように居心地のいい雰囲気を自分が

用意する、のがいいですね、きっと。

 

北風と太陽みたいなものです。

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