うちの院長のお話です。

うちの院長は、なんでも修理してしまう人、です。

それは医院にある機械でも、棚でも、椅子でも、

子供のおもちゃでも、なんでも(笑)

 

院長の実家に行くと

院長が子供の頃に作った勉強机やら本棚やらを

今でもきちんと使っています。

年季が入っていますが

ここまできたらもはや捨てることは、できません。

 

たまに休みができると

必ずホームセンターに行って

マニアックなドライバーとか

マニアックな接着テープとか

マニアックなのこぎりとか

買ってきては

いつも何かを修理しています。

ほうっておくと早朝から深夜まで夢中でやってます。

そういう時は、ひたすら熱中しているので

放置されることを望む院長です。

 

 

こないだ大きな治療を終了された女性の患者さんが

院長のことをこんな風にお話してくれたんです。

 

「先生の手は、魔法みたい」と(笑)

似たような比喩でよく院長の腕を語ってくださる方が多いのです。

 

口の中に手を入れるときに

違和感がない

というのです。

 

それを院長に聞くと

「そうしてるから」なんですって

 

たとえば器具を持った時に

器具の先端までが

「自分の手」と感じ治療をしているんだそう。

 

なので、器具の取り扱いなどは

ものすごく繊細で慎重です。

 

院長は恐らく当院の中で一番

ものを大事にする人、かもしれません。

そして、何でも捨てていくのがこの私(^^;)

 

どんなに忙しくしていても

せまいところで

ドタンガシャンということはなく

器具や機械の取り扱いはとっても丁寧です。

 

 

なので、

がさつな扱いをする人をものすごく嫌がります。

それはもう露骨に嫌な顔をします。

当院スタッフそのあたりは

きっと神経を遣ってくれてると思います。

 

院長と一緒に診療をしていると

衛生士さんたちも院長と同じように

繊細で丁寧に器具を扱うようになってきます。

もともとそうなのか、

それともそうなったのか

はわかりません。

しかし、横で見ていると

院長と同じような動きをしているのです(笑)

 

恐らく一番腹が立つ存在は私かも?????

 

ビデオでも

パソコンでも

壊れた棚でも

壊れた椅子でも

ドライバーとかあの手この手で

なんでもかんでも修理してしまうので

私が粗大ゴミに出したはずのものが

時々生き返って家の中に戻ってることが、あります。

 

「ああああ・・・・・壊れたから新しいの買えると思ったのに・・・・(泣)」と

思うことってよく、あります。

なんでも、治しちゃうので。。。

 

 

物の取り扱いがものすごく慎重で丁寧な人は

キレない人が多いように思います。

 

そう、

当院院長

切れません(笑)

 

怒りません。

何か起こってもすぐにメインテナンスしよういう風に

頭がいってしまうからか

怒ったことが、ないのです。

 

私は結婚してから5年ほどはすぐに怒って頭に血が上っていたのですが

院長と一緒に仕事をするようになって

なぜか怒らなくなりました。

いや、怒るのが減りました(^^:)

歳をくって怒るのが疲れるようになったとも言えます。

 

以前は

私一人で怒ってて

それをまったく問題にもしていない院長にこれまた怒っていたのですが

最近では2人して怒らないので

家の中はいたって平和、です。

平和すぎて会話がないかも(--)

まあ、それはそれでいいのです。

 

 

怒っても寝たら消える

といのが院長の習慣なのですが

うつってきたのでしょうか?

 

当院スタッフも

みんなそんな感じになっています。

 

長く一緒にいると

性質まで似るといいますが

家族と社員も同じなので

思考が似てくるのかも、しれません。

 

いまあるものを

「使えなくなったから捨てる」

「嫌いになったから捨てる」

「新しいいいものが出たから捨てる」

ではなく

ずっと使おう

一生使おう

と思ってメインテナンスをしていく

 

物も歯も同じかな、とふと思いました。

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