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大好きなサイバラ本なので
アマゾンで発売前に予約していたのでちゃんとお家に届きました。
西原理恵子(その他一名)著
ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲
予約しといてよかった。
今は、「不適切な表現」とかなんとかで
絶版になっているらしい。
届いてすぐ読んで、
オイオイ泣いて
友達に貸して、きのう返ってきて
また読んで
また違う世界に浸りきっていました。
本当に、不思議な感覚。
文章を書いているのは
ほとんど高須先生(かっちゃん)で
かっちゃんが彼女に向けた
ラブレターでした。

(彼女は)動物的なカンがものすごく鋭い。
地雷を「踏んでいい」となったら容赦しない。
平気で自分から地雷を踏みに来る。

長年つれそった女房が死んだ後、
・・・・
気がつけば、ごはんを食べることも、笑うことも忘れていた。
そんな僕を、もう一度、混沌たるこの世にひきずりこんだのが、サイバラだった。

高須家は女の人が働いて、稼いで、家をまわしてきた。
だから僕は、サイバラが教えてくれるずっと前から、
女は強い、女はエライもんだって思ってきたし、女性を尊敬している。

いいところも、悪いところもひっくるめて、自分の人生を自分で
肯定できるようになってからこうなったふたりだから、面白いんだと思っている。

僕は、せっせと、サイバラのトリセツをつくっている
何を言ったら、嬉しくて、何を言ったら、彼女を怒らせてしまうのか。

僕に言わせれば、サイバラはカニです。
豪快に見せているけど、本当は全然、ちっとも、豪快ではない。
堅い甲羅の中に、うじうじ、ねちねち、ぐつぐつが、いっぱい詰まってる。

長年連れ添ってきた女房が死んで、母も、犬も、逝ってしまったあの時、
僕は、本当に孤独だった。
人は、誰かがいないと自分がどこにいるのか、わからなくなってしまうのかもしれない。
サイバラが、僕を見つけてくれた。


ふたり
でできるだけ、
一緒にいたいし、一緒にいる時は、笑っていたい

もはや、僕には、なんの戦略もない。サイバラの掌で踊ってるだけ。
・・・・・
・・・残された余生をどういうふうに暮らすか、店じまいの準備みたいなものだ。

「質問・どうすれば、彼女を笑顔にできますか」
結局のところ、僕がいつも一番知りたいのは、これなのだ・・・

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読み終わった後、
なんともいえない気持ちになるんです。


かっちゃんはカッコイイ。
りえくまもとてもとてもカッコイイ。
何かの本で読んだけど
彼女は、かっちゃんに絶対お金を要求しないんだそう。
お金は自分で稼ぐからいい。
そんなことより
ネタをちょうだい、と。
面白いネタさえくれればそれでいい、と。
カッコイイとか
見た目とか
権威とか
そんなことより
一緒にいて面白いかどうか、が大事なんだと。
生きてる時間の方が大事。
心意気が女前です。
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余韻冷めないうちに
本棚から2冊取り出し
また読んでしまいました。
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これがまた泣けるんです。

みもふたもないほど
エゲツないところもあるけど
そんなことなどどっちでもよく
しみこんでくるものがいっぱいあるんです。
だから永久保存版。
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そりゃ、かっちゃんも惚れるわな
と、思う。
すっごく、生きてる人。
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「こんなにしあわせな夕ぐれになると
思わなかったの」(りえくま)
しあわせって、なんでしょうね。
壮絶な体験を超えて超えて
さんざん理不尽のみこんで
だからこそ、
受け取れる感じ方があるんだろうなって
思い知らされます。
人生の終盤戦で
どんなことを思うんでしょう。
20代、30代の頃に読んでも
きっとまた違う感じ方してるはず。
もうね、すごい、すごい
ってひいひい泣けてきちゃうんです、この本たち。
細かい不適切な表現は
もう横においておいて
読んで欲しいなあ。
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うちの歯科衛生士の玲ちゃんが作ってきてくれた
紅茶のパウンドケーキ。
ずっしりしっとり美味しい☆☆

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