昨日は大雨の中、滋賀県から患者さんがお越しになられました。
お電話やメールなどで何度もやりとりをさせて頂いていた期間が長く
昨日は「やっとお会いできましたね」という感じでした。
もう10年以上、噛み合わせでお悩みになってこられました。
噛み合わせを崩され、それと連動し、体調も大きく崩れたそうです。
体調が崩れると、心まで後ろ向きになってしまいます。
お話をお聞きしていると、
どうにかしてこの方の苦しみを取り除いてさしあげたい、と思うようになってきます。
院長の詳しい診察をお受け頂き、今のような状態になっている原因を
ご説明、そして今後改善していくためのご提案をさせて頂きました。
長い診察時間を頂いてしまったのですが
「本当に来てよかったです」と
涙まじりに帰りきわにおっしゃって頂いたお顔が忘れられません。
人が不安になってしまうのは
その原因が一体どこからくるのかがまったくわからない状態の時だと
私は思います。
その原因を突き止め、
では、どうしたらいいのか?
ということをきちんとご説明できるということが
これから特にもっともっと必要とされてくるはずです。
当院院長が、開業以来掲げている
対処療法ではなく、根本原因を突き止め全体的な改善対策を行う
という方針が、
今、少しづつ患者さんにもご理解して下さってきはじめた、そう思います。
対処療法では、必ず行き詰まる
原因となる因子を探り、そこからアプローチする
医療のあり方も、人間のあり方も、同じだな、と改めて感じています。
ご遠方からでしたがこれから
私達が関らせて頂くことでこの患者さんの人生が好転していけたらいいなと
思います。