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毎週一回ある定例会でのこと。

こんな素敵な絵はがきを頂きました。

素敵ですね。

作者はこの優しい絵を描くイメージそのまんまの、方。

いつも穏やかにニコニコと笑っています。

 

最近、この方の奥様が当院に治療に起こし下さっています。

ああ、この奥様がいて、あの方のあの雰囲気が醸し出されているんだろうなあ

と、そう思わせるような素敵な女性。

絶妙なバランスをとっているカップルに感じました。

お二人とも共通しているのが

お互いがそれぞれの世界を持っているというところ。

表に出てくるイメージは全く違っていても

何か共有できる部分を持っていると

こんなにそれぞれが素敵に見えるんだなあと思います。

 

しかも!

同じ愛媛出身ということで

私は勝手に親近感(笑)。

 

ヨーロッパに旅行されていた時の風景を

こうやってスケッチして、色をつけ、こんな素敵な作品に

仕上げてしまうんですね。

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感動した風景をこうやって自在に描くことができたら

きっと人生は何倍も楽しくて、輝いて見えているに違いないと

想像しちゃいます。

 

こんな素敵な絵を描くこの紳士は

とにかくいつお会いしても、最初から最後まで

にこやかな笑みを絶やしません。

それも、誰に対しても同じ。

 

目がいつも優しいので

私はお会いするとなぜか近寄っていってしまいます(笑)

なにせ、男性ばかりの会なので女がポツンと入っていくのは

これでも少々気が引けるのです(--;)

そんな中、やはり

目が合って、笑いかけてくれる人のところに

自然に、勝手に足が向いてしまいます。

 

笑っている人は、心にブロックがかかっていないので

「ああ、オープンな人なんだな」と感じます。

なので近づいていっても拒否されないだろうなあという安心感と

自分を受け入れてくれるんだろうなあという安心感

ともに、安心感ですが

それが、あるのです。

 

10人の人がいて、

どの人のところに足が向くかと

言えば

それはもう

笑っている人のところ

です。

さらに言えば、

目が合った人のとこと

です。

 

人の存在を察知していても

目を合わさない関係が、今は世の中に溢れています。

職場でも、学校でも、どんな会でも。

そんな中、

 

「あっ、元気?」と気がついて目線を合わせてくれ

笑いかけてくれる人は

私には、もう仏様のように見えてしまうのです(笑)

なぜって、嬉しいじゃありませんか?

 

そういう関係が日々の中に

たくさんあるだけで

「今日も生きててよかったなあ、嬉しいなあ」って気になります。

 

私は、そういう瞬間がたくさん欲しいし、たくさん味わって人生終えたい(←終えるなって???笑)

 

人と会う機会は、たくさん、あります。

何も特別な時でなくても、

保育園の送り迎えの時にでも

お母さんやお父さんと一瞬、目を合わせて「おはよう、元気?」と声をかけあう

その5秒だけでも、私は嬉しいし、元気になってしまいます。

 

目が合う

ということは

その瞬間は

お互いに心を向け合っている

ということ、です。

 

その瞬間には確かに何かの化学反応のように

ピシッと、心と心が反応しあっているはず、なんです。

だから、元気になれるし

だから、暗い気持ちを持っていても一瞬で明るくなれたりするんです。

 

こういう小さな小さな「なんか、いい感じやなあ、嬉しいなああ」という瞬間が

今日という日にたくさんある時は、

私は、かなり心の状態がいい、です。

何もドッカーンとでっかい「いいこと」がある時だけが

いいのではなく

本当に些細なことの積み重ねで

心の中のコップは満タンになってくるんです。

 

そういう感覚って一度つかまえてしまえば

もうずっと自分のものです。

流れに乗っていく

という感覚もきっと同じです。

 

自分の心が嬉しいなあって感じることは

人との関わり方次第で

いくらでも発生させることができると私は思います。

 

一緒にいて楽しいのは

何もおかしな話をして笑わせてくれる人じゃないんです。

一緒に、にこにこと笑ってくれる人

そんな人です。

 

中から優しさが滲み出るような笑顔に触れて

今日そんなことを

ふと、思いました。

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