今朝、とっても感じのいい人と電話越しに話をしました。

その人は、ある病院の受付の女性。

定期健診を受けていたので

その結果を電話で教えてもらうために

電話をしたのです。

 

病院なのに(・・・といってはいけませんね)

「お電話わざわざありがとうございます」と

「結果は・・・・問題はないとのことでしたので

どうぞご安心なさって下さいね・・」という内容なのですが

その電話の向こうの人の表情が見えてくるんです。

 

なんて感じのいい女性なんだろう

どんな方なんだろう

歳の頃はうちの松本くらいだろうか?

うちの松本の雰囲気に似てるなあ

 

「お大事になさって下さいね」という最後の言葉が

心地よく私の中に残り、

電話ひとつでこれほど人を朝からいい気分にさせてしまうなんて

素敵な人だな・・と感じました。

 

電話応対

大事です。

 

だから、電話応対の訓練をしなきゃあ~

では、ないですよね、きっと(笑)

 

電話の人の声は

もうその人の中身がそのまま外に溢れてくるものなので

どんなにうわべを訓練しても

なかなか、難しいと、私は思います。

 

私はよく、受付に邪魔をしに、いや(笑)、松本に用事があり話しかけにいくのですが

とっても忙しいポジションなので、彼女はいつも四方八方に意識をはりめぐらし

動き回っております。

 

そんな時、電話で何やら患者さんと話をしている様子を

見かけます。

 

松本は、電話なのに、電話の向こうの患者さんに向かって

頭を何度も下げたり、または笑ったり、表情をくるくるさせて

一生懸命応対しているんです。

 

予約が取れなくてごめんなさい

という時には

本当に深々と頭を下げているので

その様子がきっと電話越しに相手の方に伝わっているように私は

見えます。

 

そういう姿勢で日々を生きる松本の仕事ぶりを

すごいなあと、私は思うわけです。

 

私が勝手に想像するに

今朝、私が電話で話したこの受付の女性はいつも

こうして日々たくさんかかってくる電話や

お越しになる患者さんに対して

まさに、

臨機応変に

表情くるくるさせて

感じよく

応対しているんだろうなあ、と連想します。

 

表に出ている部分のわずかな部分が

素晴らしいと感じると

その全体が、素晴らしいんだろうなあと

連想してしまいます。

 

その受付の女性のたった1分程度の応対で

その病院の奥行きを全部想像してしまいます。

 

そういうことって、ありませんか?

 

逆に言えば、

恐ろしいといえば、恐ろしいです。

たった一人のほんの些細なことで

全体を見られてしまうのですから。

 

応対に波がなく

一定のレベルを保ってどなたにも

感じのいい応対をしてくれる人は、貴重です。

 

接遇能力を持ち合わせている人は

どんなところでも生きていけそうな気がします。

 

誰にでも感じのいい応対をしてくれる人は

どんな会社だって、欲しいものです。

四方八方に気配りができる人は、今はとても貴重です。

全体の空気をパッと読める人が一人いると

職場はとてもスムーズにいきます。

 

私は声が大きく、ついついスタッフをつかまえては話しかけてしまい

さらには患者さんと話をしだすと、診療室中に聴こえるんじゃないかと

言うほど大きな声で話したりしている時が、あります。

そういう時に

さっと松本がそばにきて

「今、患者様がいらっしゃいますので」とそっと目配せをしてくれます(笑)

 

ハッと我に戻った私は

自分で自分にお口チャックをし、「しーーっね」と(笑)

 

空気を読めていないのは、私???(笑)

と一人今日も反省しつつ。

 

よその電話応対を聞いて、改めて

私は松本の日々にありがたいことだ、としみじみ思ったわけなのです。

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